キリムの魅力
魅力① アレンジ自在のキリム
キリムとは、アナトリア高原から広がるトゥルク族、遊牧民たちが織る毛足のない平織りの織物のこと。毛足がないため、軽くてしなやか。敷物として床に敷くことはもちろん、ソファーや棚のカバー、壁に掛けてタペストリーとして飾るなど、アイデア次第で様々なアレンジが楽しめます。
キリムを敷く
キリムはその多くが、敷物として床に敷いて使われます。
靴をちょっと良いものに変えるだけで、いつものTシャツがちょっとおしゃれに見えることがありますよね。キリムもそう!床に1枚、キリムを敷くだけで、お部屋全体が雰囲気ある素敵な空間になります。
キリムでカバーする
キリムのなかでも特にやわらかな織りのジジムをソファカバーに。
キリムは毛足のある絨毯に比べて、薄手の作りをしているため、ソファーや棚などのカバーリングにも使うことができます。小さなキリムを使って玄関先をディスプレイしたり、テーブルデコレーションのアイテムとしてもオススメです。
シューズボックスの上をカイセリキリムでディスプレイ。明るい色のキリムを使ったことで、玄関先が明るく華やかになりました。
シンプルで薄手のキリムでテーブルデコレーション。透明クロスを使えば、汚れを気にせず、使えます。
キリムを壁に飾る
カイセリキリム・セッヂャーデサイズをテレビの後ろに。テレビの持つ無機質さが消えて、あたたかみあるお部屋となりました。
遊牧民によってひと目ひと目丁寧に織られたキリムは、世界にひとつの芸術作品。織り手が自由なアイデアで思い思いに織りこんだキリムには、色やデザインに手織りならではのユニークさやオリジナリティーがあふれています。壁に絵を飾る代わりに、タペストリーとしてキリムを壁に飾ってみると、驚くほどアートな空間となります。
ソファーの後ろのスペースにトルコのトラディショナルキリムが飾られています。
古木を吊るして、そこにガジャリキリムをディスプレイ。
魅力② 遊牧民のアート、手織りの織物キリム
キリムは羊やヤギなどを連れて遊牧していた遊牧民たちが、彼らの生活用具として作った織物です。
身近なウールを使って、織り手のひとりひとりが、色や織りなどを創意工夫をしながら織り上げたキリムは、名もなき遊牧民のオリジナリティーあふれる、世界にたったひとつだけの芸術作品として、現代、注目を集めています。
個性ある色使い、装飾の美しさ
遊牧民にとってキリムは、実用的な生活用具だけでなく、暮らしに彩りを加える装飾品でもありました。織り手である女性が、「生活に彩りを加えたい。」「お家(テント)をおしゃれにしたい。」「人に褒めてもらいたい。」などと思い、腕を競って織ったキリムは、女性たちの大切な自己表現の方法でもありました。だからこそキリムは、1枚1枚がとても個性的で決して同じものが存在しないのです。
織り手が自由な発想で思い思いに織ったキリムは、その色やデザインにオリジナリティーがあふれています。織り手の個性が感じられるキリムは、ひとつのアートといえます。
遊牧民の大らかさから生まれるおもしろみ
人の手によって、ひと目ひと目、丁寧に織られたキリムには、工業製品にはない、あたたかみと風合いがあります。左右対称でなかったり、色が突然切り替わっていたり、時に模様さえも途中で変わっていたり、途切れていたりします。同じ色の糸が終わってしまったら、違う色の糸で続きを織っていたりします。
また遊牧生活の中での空いた時間にキリムを織っていたため、他の仕事が忙しくなれば、キリムを織ることができず、キリムを織ることを再開したときには、続きのモチーフを織る気分じゃなかったり、なんてこともあったようです。
このように、キリムは、織り手の状況や気分によって、豊かな表情を見せます。このおおらかな個性が、キリムを味わい深いものとし、あたたかみあるものとしています。
魅力③ いろんなインテリアに大活躍
キリムの色、デザインは、様々なインテリアに調和し、いろんな場所で使うことができます。
異国のものですが、ナチュラルテイストのお部屋にも、カントリーにも、はたまた北欧テイストなどにも、キリムは見事に調和します。
木の香りがする新築のお家にキリムをお届けしました。
ダイニングテーブルと、チェアがちょうど収まるサイズのキリムを選ばれて、写真のキリムをお届けしました。
お部屋のアクセントとして、キリムが映えています。
クリーム色のソファーとトーンを合わせて、パステル色のカイセリキリムをあわせてみました。
やや濃い目の床の色に明るい色のキリムがきれいに映えます。
キリムがあるだけで、テレビの無機質さが気にならなくなります。
和室でもキリムが大活躍!!仏間に、古いガジャリキリムが見事にマッチしています。
上と同じお家、伝統的な和風の玄関です。和の空間には、渋い色合いのキリムがよく似合いますね。
タペストリーとして飾られているのはトルコのオールドカーペット、敷いてあるのはイランのオールドキリムです。
実際にキリムを使っているスタッフのお部屋の様子を写真におさめました。
引っ越しの際に、どんなキリムを敷こうかと、悩みに悩んだすえに選んだのは、IKEAの家具とも相性がよいシンプルな赤色のキリム。
お部屋にあたたかみが生まれ、シンプルな空間のアクセントになっています。
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