目次
ギャッベについて
ギャッベの染料はどんなものが使われている?
ギャッベに使われるウールは大きく「染めた糸」と「染めていない糸」に分けられます。
アイボリー、グレー、ブラウンやベージュは、無染色のウールがほとんどで、当店では「ナチュラル」と商品名に記載しています。
染めた糸は草木染で染められています。
材料は赤は西洋アカネ、黄色はザクロやターメリック、サフラン、ブルーはインディゴなどが使われますが、配合など細かなレシピは企業秘密なので残念ながら教えてもらえません。
一方、ライオンギャベなどのオールドギャベに関しては、ほぼ全て合成染料が使われています。
イランでは19世紀から合成染料が流通しており、草木染に比べて早くたくさんきれいに染まる合成染料を使うことが当たり前でした。そのため生活の中で使われていたオールドギャッベは、太陽の紫外線による褪色が見られるものもありますが、長い時間を経た古いものの味わいとしてご理解ください。
ちなみに100%草木染のオールドギャッベは博物館級なのでほぼ見つかることはありません。
ギャッベにはブランドがある?
ゾランヴァリ社など、会社の名前がついたギャッベがあります。
そういった会社はギャッベのデザインを制作したり、織りあがったギャッベを集めてメンテナンスをしたりしています。
会社の管理を経たギャッベは、緻密で正確なデザインだったり、遊び毛がほとんど出てこなかったり、フリンジ(上下の縦糸)部分に飾り糸を入れながらキリムを織って巻いてロックしたりと、非常に手間と時間と労力がかかって市場に出てきています。
ただ、ギャッベ自体が手織りの一点物の絨毯であることは、会社の手を経ていてもそうでなくても変わりありません。
私たちはブランドによってギャッベそのものの価値が決まるわけではないと考えておりますので、ブランド名がついているものも、そうでないものも、同じギャッベとして見極めて仕入れをしています。
ちなみに当店が扱っているゾランヴァリ社のギャッベは、現地のマーケットで仕入れたもののため、日本の代理店がつけているシリアルナンバー等はついておりません。
使用方法について
ホットカーペット、床暖房でもギャッベは使える?
天然素材100%のギャッベは、熱によってダメージを受ける心配はありません。
きちんと熱を通すので、暖かく過ごせます。
夏でも使える?熱くて蒸れそう・・・
寒暖の差が激しいイランの丘陵地帯で古くから使われてきたギャッベは、暑い気候でも問題なくご使用いただけます。分厚いですが熱がこもったりはしないので、夏でもサラリと快適なのです。
夏場にひとつ注意していただきたいのは、ギャッベと床の間に湿気がたまりすぎるとカビや虫食いの原因になること。
梅雨の時期など湿気が多い時期は、たまにギャッベをめくって空気の入れ替えをしてあげると清潔な状態を保てます。
商品に関するお問合せ
売り切れのギャッベの再入荷はありますか?
ギャッベはすべて手織りの一点ものです。残念ながら、全く同じものは入荷できません。
似たようなデザインや種類のものが見つかる可能性はありますが、買い付けの現場でも偏りがあるためバランスよく商品が揃わないことがあります。そのため希望のものがいつ入荷するかはお約束ができません。
このような状況のため、「ご希望のギャッベが入荷したらご連絡いたします」とご返信したまま数ヶ月経ってしまう場合もございますので、ギャッベという商品の特性とご理解いただければ幸いです。
インターネットの写真と実物の色は同じ?
ガラタバザールでは出来るだけ実物に近い色でご覧いただきたいという思いから、基本的にライトで写真を撮るのではなく、自然光で撮影しています。
出来るだけ実物に近いようにとは心がけておりますが、パソコンのモニターは光を通してものを映し出すため、実際の色よりも明るく見えてしまうことがございます。またお客様のPC環境やモニターにより色の見え方が実際と異なる場合があることもご理解ください。
実際に商品を見ることはできる?
はい、可能です。
東京都中野区・青梅街道沿いに実店舗があり、約1200枚のキリムと、800枚のギャッベ・ラグ、トルコランプなどの展示がございます。
実際にキリム、ギャッベなどを敷いて、触ったり上に座ったりしてお選びいただけます。
スペースに限りがございますので、大きな敷物をご覧になりたい場合はご予約をお願いしております。
*別の場所に保管していたりして、取り寄せに時間がかかる場合があります。
ご来店の際は、事前にメールやお電話などでご予約の上、ご来店くださいますようお願いいたします。