多彩なモチーフと繊細なクロスステッチが魅力のパレスチナ刺繍のクッションカバーです。こちらはパレスチナ南部に位置するガザのアトファルナ工房で作られた商品です。黒地に鮮やかな色糸でほぼ全面に刺繍が施されていて見事な手仕事です。表面は刺繍布で、裏面は黒色のコットン布が使われています。

【パレスチナ刺繍】
パレスチナの手刺繍は、古くから母から娘へ受け継がれてきた伝統文化の一つです。刺繍のモチーフには名前や意味があり、女性や家族が健康で幸せな人生を送れるように、厄除けや子孫繁栄などさまざまな意味が込められています。

この商品は、国連開発計画（UNDP）のもと、パレスチナ難民キャンプに居住する女性の生活を応援する「パレスチナ刺繍プロジェクト」により、パレスチナ・ガザ地区にあるアトファルナろう学校の工房で手作りされた刺繍の商品です。ガザは隣接するシナイ半島の先にアフリカ大陸が広がり、砂漠の遊牧民ベドウィンもたくさん住んでいます。「アトファルナ工房」で作られる刺繍は、こうした風土を背景にしたカラフルな色調が特徴です。


【パレスチナこどものキャンペーンとTATREEZ(タトリーズ)】
NPO法人パレスチナ子どものキャンペーンは、国連開発計画(UNDP)の協力のもと、パレスチナ難民キャンプに居住する女性たちの生活を応援する「パレスチナ刺繍プロジェクト」を行っています。パレスチナ刺繍製品の作り手を育成し、女性たちの自立を支援して、援助に頼らず自分たちの力で生活できることを目指して活動しています。
そしてパレスチナ子どものキャンペーンを運営母体とするTATREEZは、彼女たちの作る刺繍製品を日本で販売することで、女性たちに安定した収入をもたらし、子どもと家族の生活を支え、障がい者の自立を助けて、子どもたちが安心して成長できるよう支援しています。